本紹介 魚の目の話
バス釣りはやらないのにバスの色識別が他の魚と違うということを知って、生態について調べようか迷ってるしのぶです。
今回は、魚の『目』の話
以前のシーバスの色選択の話で最後に紹介した本を実際買ってみました
まだ全部読んでませんが、読んだ部分について少しだけ紹介させて貰います
今回紹介するのはこの表!(えっ?
画像の出典:『魚の行動習性を利用する 釣り入門
科学が明かした「水面下の生態」のすべて』のP.24より
著者:川村軍蔵氏
下記リンクも参照
これが何??ってなるかも知れませんね(笑)
でも考えてみると意外と面白いですよ!
この表は魚の種類毎の目の向きと視力を示しています
これを見るとき注意して頂きたいのが、視力の数値
人間の視力に合わせて書いてありますが、ピント調節機能が人間とは違うみたいなので、人間の視力と完全に一致する訳では無いみたいです
魚同士の相対的な比較は出来るみたいなので、見ていきましょう!
まず視力
外洋の大型魚は視力がいいですね
これは分かりやすいですね
大海原を猛スピードで泳いでベイトを捕食するので、遠くの魚を見つける必要があるからでしょう
でもそう考えると、クロマグロは少し視力が、低いですね??
うーむ
これだけでは流石に何故なのかまでは分かりませんね(@_@)
沿岸魚を見てみます
意外なのがブリ
0.11と非常に視力低い・・・
ですが、体長を見ると13cm??
ブリじゃないやん(笑)
これに関しては成長段階で視力が変わる可能性があるのかな?と感じました
若しくは、成魚でもこのままの視力である場合、ブリは比較的遅めの誘いを好むというのは、実はあまり目が見えてないという可能性もありますね!
キュウセン(ベラ)の視力が良いのも面白い(●´ω`●)
目がよい分餌を見つけやすく、餌とりになるのかな?と考えられますよね
個人的に視力よりもっと面白かったのは、隣の『視軸』
これは魚が真っ直ぐ泳ぐとき、どっちを見てるかって話ですね
人間なら普通前ですね!
大型表層魚は全て前上方向
ベイトフィッシュを表層に追い詰めて下から食ってやろうとヤル気満々な感じですかね(笑)
基本上を見てるので、トップへの反応がいい魚になるんだと思います
後表層からのフォールも良さそうですけど、この辺りの魚は釣ったことないので、釣ってる方教えてください(@_@)
沿岸魚だと、面白いのはサバとアジの違いとかでしょうか?
サバはフォールで食うって聞いたことあります?
これは体験したことありますが、まじです
フォールへの反応が非常にいい
これは視軸が上向いてるから上から落ちてくる物がよく見えるんだと思います
逆にアジはトップで食ってくることは稀ですよね(私の経験上はそうなんですけど・・・)
カウントダウンからのリトリーブとかカーブフォールで食ってくるイメージ
これ実はアジが上泳いでて、その下のレンジに入ると食ってきてる可能性が有りますね!
それから、食性的には、サバは魚食系、アジはエビとかの小さい甲殻類が好きとかにあるんでしょうか??
この辺は完全にただの想像なので、捌くときにでも何食べてるか確認お願いします(笑)
何食べてるか分かりやすい例としてはキュウセンですね!
下見て虫とか探してるんでしょう(●´ω`●)
ちょっと意外だったのが、カサゴですね
最初上向いてるのかと思ったら、前でした(@_@)
でもフォールで良く食ってくるイメージなんですよね・・・
もしかしたら、上向きで張り付いているんですかね?
後はブリですね!
トップへの反応という意味ではヒラマサの方が有名ですよね
そしてカンパチのトップってほぼ聞かない・・・
もしかしたら、ヒラマサは上向き、ブリは前、カンパチは下とかなんでしょうかね?
こんなことを考えていると読書が全く進みません(笑)
この本、タイトルにある『釣り入門書』では全くないです。
ただ、魚の生態について、実験データを元に書かれているので、ハマる人はハマります(笑)
この他に面白かった内容を一部紹介すると
・釣りのラインは見えてる可能性が高い
・多くの魚は色が分かる
これは昨日ナショナルジオグラフィックで紹介されてましたね!
めちゃ面白かった😻
— しのぶo@釣り (@shinobulure) 2019年2月8日
論文読めないかな・・・探してみよう
ちょっと時間ある時他の連載も読みます
川村教授の本ともリンクする部分があったりして、あの本だけでは分からなかった(まだ分かってなかった)疑問点が少し解消されました😁
第3回 魚の色覚はすごい! https://t.co/IokcfFw6F3
・形の判別能力は非常に高い(ルアーの柄の違いは分かると考えられる)
・ブラックバスは他の魚と色の見え方が違う
他にも色々面白い内容はありますが、この辺りにしておきます(●´ω`●)
今回紹介した本
魚の行動習性を利用する 釣り入門 科学が明かした「水面下の生態」のすべて (ブルーバックス)
- 作者: 川村軍蔵
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/05/23
- メディア: Kindle版
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