論文紹介 ヒラメの日中、夜の行動について ヒラメの行動について勉強中 まとめてみた②
今メバリングメインだしメバルの論文も読んでみようかなとか思い始めたしのぶです。
今回は前回の続き!
前回の論文では、ヒラメの速度(加速度)を測定して、泳いでいる状態を推測したという話でした。
同じ著者のさらに発展させた論文の要旨(概要)がありましたので、こちらも読んでみました。
論文2 自然海域におけるヒラメ成魚の遊泳行動に関する研究(学位論文要旨)河邊 玲氏 (論文1と同一著者)
全文https://www2.lib.hokudai.ac.jp/gakui/2001/5684_kawabe.pdf
内容としては、前回は水槽実験でしたが、今度はヒラメを海に戻してデータを取ってみたという実験です
実験内容
・2000年10月~11月にヒラメ11匹に測定器(深度/水温)を付け、津軽海峡付近に放流
・4匹の回収に成功し、過去の実験データの1匹分を加え、5匹分のデータを解析した
・5匹は5~25日後の回収であった
データ解析結果
・夜の方が底から離れることが多い
・昼間は高さが低く短時間の離底、夜は比較的長時間の離底を行う。
⇒昼間は捕食/夜は移動と考えている
・夜の移動では、1回の離底で1km以上移動することが確認された。
もう一つ同じような実験をされていますが、こちらは割愛
要点だけ言うと、ずっと泳ぐか、滑空?みたいな形で泳ぐかによって、泳ぐ高さ(+消費エネルギー量)が変わる模様
ではいつも通り、私の感想等・・・といってもそんなにないです^o^
今回の論文では、ヒラメの日周性(1日のサイクル)が重要かなと思いました
ではヒラメっていつ釣れるのか・・・
結論:これだけじゃ分からん!(マテ
昼間は釣れるでしょう これは間違いない
この論文にもヒラメは待ち伏せする視覚捕食者だとありますし、私も同様の考え。
移動はほぼ夜と考えると、昼間の釣りはヒラメを探す「ランガン」が正解になりそうですね
これはセオリー通りかな?
じゃあ夜は釣れないのか??
論文には「夜の方が底から離れることが多い」という結果になっていますが、実は確実に言えるのは5匹中2匹だったり、4匹中3匹だったりするんですよね。他がどうだったのかは要旨なので書いてない
正直実験の全データがめちゃくちゃ見たい所です・・・
で、釣果とか聞いていると、たまに夜のアジングで釣れたとかとか聞くこともある・・・
>夜の移動では、1回の離底で1km以上移動することが確認された。
正直こんなに移動するとは思ってなかったですね・・・
もしかしたら、夜はヒラメの回遊待ちという選択肢がある?!
かもしれないですよ(笑)
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