「ゴミ拾い」を発信することについて考えてみた -3つの意味-
タイトルの通りです
「異論」「反論」大いに歓迎
叩き潰すだけの「否定」やまったく考えない「拒否」は受け付けません。
最近ゴミ拾いを始めたのは以前も書いた通りです。
ツイッターをフォローしてくださっている方は知っているかと思いますが、ほぼ釣行毎に拾ったゴミの写真を載せたり、ゴミ拾い関係のリツイートさせてもらったりしています。
しかしツイッターをやっていると、「ゴミ拾いは各自勝手にやるべきで公にすることではない」とか「拾った写真を見せても捨てる人はそんなの見ないから無駄」とか「ただの承認欲求!見ていて不快」という意見も・・・
「確かに捨てる人は見ないだろうな」と思うことはあるので、ちょっと本気で「ゴミ拾い」を発信する意味について、考えてみました。
まずこの件を考えるにあたっての前提
①ゴミを捨てる人は一定数いる
②捨てる人の中には、「なにも考えずに捨てる人」と「少し罪悪感等を感じる人がいる」
③拾わないけど、ゴミが多いと感じている人は結構多い
④拾っても発信しない人もいる
こんなところでしょうか
私の結論としては、3つの意味があると思いました。
1 承認欲求
2 抑止効果
3 波及効果
それでは本題。
1 承認欲求
ゴミ拾いをしている人って本当に「ゴミ拾い」がしたいと思いますか?
「町をきれいにしたい」とか「動物を守りたい」とか「釣り場を守りたい」とか、目的があってやっているのだと思います。
自分の時間を犠牲にしてそういうことをしている訳ですよね。ゴミがなければ取られない時間です。
それをやった後、ツイートしたりすると、「いいね」や「お疲れ様」と声をかけてもらえたりする。
やる気上がりますよね
承認欲求上等!こちとら自分の時間を割いてきれいにしたんだ!ってくらいでもいいんじゃないかなと思います。
てか、「お疲れ様」位言ってもらわなきゃやってらんない!!!
てことで、私は積極的に「いいね」押させてもらいますよ!
2 抑止効果
前提②で書いたように、ゴミを捨てる人の中には、罪悪感とかを感じつつ捨てている人がいると思っています。(というか大半な気がしています)
それはポイ捨ての仕方にも表れているかと・・・
拾っている人は分かると思いますが、ポイ捨てって、茂みの中や壁の隙間等「目につきにくい場所」と、「すでにゴミが捨ててある場所」に多いんですよね。
「見えないからいいや」とか「他の人も捨ててるし」という心の声が聞こえそうなくらい分かりやすい。
そういう人がゴミ拾いをしてる人の目の前で捨てるかというと、おそらく多くの人は捨てないかと・・・
「今日はどこどこでゴミ拾いをした」というツイートを見ることで、ゴミを捨てるのを躊躇う人がいる。
私はそう信じます。
「発信する」とは別ですが、きれいな場所でもゴミは捨てにくくなりますので、きれいにすることで抑止効果も考えられますね。
また、「ゴミを捨てる人はゴミ拾いの話に興味がないから見ない」という話も聞きます。
確かに自分から積極的に調べる人はいないでしょう。
でもツイッター等の場合、「目に入る」ことは大いにあります。
私の場合、「釣果」と「ゴミ」をセットでツイートすることで、ゴミに興味がない人にも少しでも見てもらえるかな?と思ってやっています。
3 波及効果
私はこれが一番重要と思います。
「前提③拾わないけど、ゴミが多いと感じている人は結構多い」
この人たちを巻き込みましょうよ!
私も、ツイッターで拾ってる人を見て始めてみた口です。
一人で拾ったら1時間かかっても10人で拾えば5分くらいで終わるかもしれませんよ
1万人で1人1年1kgのゴミを拾えば、1年で10tのゴミが拾えるんですよ
同じくツイートを見て拾うようになりました✌
— しのぶo@釣り (@shinobulure) 2019年1月30日
ゴミ拾いツイートの99.9%の人には無駄だと思われてもいいと思います
残り0.1%の人にでも響けば、その分ゴミは減るんです😁 https://t.co/H6qSIlXsIT
つまりこういうこと
そのためには、ぜひ影響力の大きいプロやユーチューバーの方に広めていただきたいところです。
※ただし実際にやっている人に限る
そういう意味ではリアルライフヒーローの方たちの、町中で目立つ格好をしながら、ゴミを撲滅していくスタイルは、SNSやってない人たちにも強烈なアピールになるし、すごいなと思います。(自分にはやる勇気がないですが^^;)
知らない人は「リアルライフヒーロー」で検索してみてください。かっこいいですよ
2、3に共通するのが問題提起するということ
ゴミを拾ったということは、それだけゴミが落ちているということ
殆どの人は、ゴミが落ちているということに気づいてない、もしくは気付かないふりをしているんじゃないかな。
そのゴミが動物の死に繋がったり、人のケガに繋がったりすることに気づいていないのかもしれません。
また海へ流れ出ると、魚がマイクロプラスチックを食べてしまい、その魚を人が食べることで人間への健康被害も懸念されています。
単に「ゴミを拾ったこと」の発信かもしれませんが、身近な「環境問題を考えるきっかけ」になるのかなと思いました。
海に漂う“見えないゴミ” ~マイクロプラスチックの脅威~ - NHK クローズアップ現代+
最後に、逆に発信しない人についても考えてみました。
・すでに習慣化していて、「特別なことではない」から発信しない?(見習いたい)
⇒ぜひ発信して、長年の技を教えてください
・ゴミ捨てる人には届かないと諦めてる?(そういう面もなくはない)
⇒上にも書きましたが、私としては「罪悪感を感じている人や拾わないけど汚いと思ってる人には届く可能性はある」と考えてるので発信した方がいいと思います!
・「良いこと」をやったのを発信するのが恥ずかしい?
もしくは言わない方がかっこいいという価値観?(古くからの日本の考え方?分からなくもない)
⇒価値観はそれぞれなので、発信しなくてもいいと思います。
ただし「ゴミ拾いを発信してる人を叩く」人がいますが、それかっこいいですか??
ブロックするなり、フォローはずすなりすればいいのになぁと思います。
正直、発信してる側なので、この辺りは想像でしかないです。
他に発信しない意義があれば、是非教えていただきたい。
長々と書きましたが、これが私の結論(持論)です。
最初にも書きましたが、「異論」「反論」大いに歓迎!
まぁ、読んでくださるのは一部の「拾って発信している人」な気もしますが・・・
おそらく今後もゴミ関係については発信していくと思いますので、よろしくお願いします
ゴミ袋やトングを持つ人が少しでも増えることを願います。